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- 2025年09月01日
医療イノベーション人材養成プログラム2025
ライフサイエンス分野の研究活動を推進し、産学官連携・特許・バイオビジネス分野の実務者を迎え、研究成果を適切に取り扱う為に必要となる知識・情報等を効率的に獲得できるようプログラムを構成しています。
1)プログラムの開催実績
2004年度から2024年度まで21年間
1015名 へ医療系産学連携教育プログラムを実施
2) 過去の開催プログラムはこちら
● 2024年度
● 2023年度
● 2022年度
● 2021年度
● 2020年度
2025年度プログラム、開講します!
1. 開催スケジュールとプログラム
開催期間 : 2025年10月7日(火)~12月2日(火) 全 9 回
開催時間 : 18時00分~19時30分(初回のみ18時00~19時45分)
開催方法 : ZOOMによるオンライン開催(12月14日特別講演会のみ実地開催)
※下記開催日をクリックして内容をご確認ください
10月7日(火)18時~19時45分(※初回のみ)
イントロダクション
「プログラムの趣旨」
東京科学大学 副学長(産学官連携担当)・医療イノベーション機構長 教授 飯田香緒里
「医療イノベーションの動向」
科学技術振興機構 研究開発戦略センター(CRDS)フェロー 辻 真博
20世紀後半以降のライフサイエンス研究の進展は目覚ましい。世界中の多くの研究者の活発な研究活動を通じ、ヒトを含む多くの生物における、分子~細胞~臓器~個体~集団レベルの様々な生命現象が次々と解明されてきた。それらの知見も元に、医薬品・医療機器などの医療技術が生み出されてきたが、特に2010年以降には新しいタイプの医療技術(遺伝子治療、核酸医薬ほか)が次々と登場している。本講演においては、ライフサイエンスの基礎研究、および医療イノベーションの歴史的潮流と将来展望について私見を述べたい。
10月14日(火)18時~19時30分
イントロダクション
「医療と経済の視点から見たイノベーションと医療の未来」
中央大学 大学院戦略経営研究科 教授 真野 俊樹
本講義では、 医療と経済の視点で最近の医療動向を解説していきたい。 最初に、現在の状況を概観し、その後、厚生労働省がよくいう2040年ではなく、2050年という長期の視点で将来を眺めてみたい。イノベーションにより急速な変化が起きている、あるいは起きていくのは間違いないので、 そのあたりを、皆様と議論できれば幸いです
10月21日(火)18時~19時30分
医療機器
「革新的医療機器開発のために必要な投資家目線のポイント」
Med Venture Partners 株式会社代表取締役社長 大下 創
今世紀に入ってから、革新的な医療機器の多くはスタートアップが開発しており、そのスタートアップに投資をしているベンチャーキャピタル等の投資家の目線を理解せずに、革新的な医療機器開発は行えない。スタートアップ、ベンチャーキャピタル、大手企業によって構成されている医療機器エコシステムの説明とともに、実際の成功事例を紹介しながら、革新的な医療機器開発に必要なポイントについて解説する。
10月28日(火)18時~19時30分
医療機器
「医療機器の事業戦略と薬事戦略を踏まえた開発戦略」
ミッドケープ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役/
東北大学病院 臨床研究推進センター 客員教授 中崎 知道
医療機器の開発を目指すスタートアップ企業は大きな勘違いをしていることが多い。
市場規模は病院の診療報酬から考えるのでは無く、材料価・手技料から導かなければならない。さらに2年毎に下がっていく材料価に対応するため製造原価を下げ続けなければならない。
一方で、基本要件に基づく規格の選択と適用については申請前に行うために、設計・試験をやり直すケースが多く、スケジュールが遅延する原因となっている。具体的な事例を紹介しながら開発戦略の設定について説明する
11月4日(火)18時~19時30分
医療機器
「医療機器の審査について」
(独)医薬品医療機器総合機(PMDA) 医療機器審査第一部 大家 渓
器の分類と規制、審査の全体像、審査ポイント、審査資料の構成、非臨床試験と臨床試験等)について、最新の動向を踏まえて概説する。さらに、承認申請までに円滑に製品開発が進むよう、開発の各段階でPMDAが助言を行う相談業務についても、相談区分ごとに概説する。
11月12日(水)18時~19時30分(※本コマのみ開催曜日がことなりますのでご注意ください)
医薬品・再生医療等製品
「薬をめぐる最近の様々な課題(ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロス、安定供給、薬価制度など)」
北里大学 薬学部 臨床医学(医薬開発学)教授 成川 衛
近年、医薬品の供給不安を巡る問題や、欧米で承認された医薬品の中に日本で開発に着手すらされていないものがあるといった課題(いわゆるドラッグ・ロス)が指摘され、国の様々な会議体において、薬事制度、薬価制度、医薬品流通などの視点から対応策が検討されてきている。本講演では、これらの中から、今後、医療イノベーションを担っていかれる方々に知っておいていただきたい事項を取り上げ、できるだけ分かりやすくお話しする。
11月18日(火)18時~19時30分
医薬品・再生医療等製品
「スタートアップ設立による創薬イノベーションの実践」
Chordia Therapeutics株式会社 CSO 森下大輔
医薬品は生活インフラであるが、その医薬品の創出を担っている製薬企業は、主に2010年以後に起きた科学的進歩によって煽られる形で過度な経営戦略の変更を迫られた。製薬産業において全世界的に起きているこの変化は、次世代の医薬品開発というインフラの担い手が、製薬会社から創薬スタートアップに移ったことを意味している。2022年に前岸田文雄首相がスタートアップ庁の設立ならびにスタートアップ元年を打ち出してから3年経過し、創薬におけるエコシステムは加速度的に整えられつつある。本講義においては、国内創薬スタートアップの現状を理解し、創薬エコシステムのさらなる発展に向けた課題認識を参加者全員で共有したい
11月25日(火)18時~19時30分
医薬品・再生医療等製品
「医薬品・再生医療等製品の審査について」
(独)医薬品医療機器総合機(PMDA) 新薬審査第一部 木村 亮太
本講演では、医薬品の承認審査に係る基本的な事項(PMDAの役割、薬機法、審査の流れ等)に加え、医薬品の最新の開発動向を中心に説明し、再生医療等製品の最新の開発動向についても言及する。また、現在、欧米では承認されているものの日本においては開発が未着手の医薬品(ドラッグ・ロス品目)の解消に向けた様々な動きがなされており、ドラッグロス解消に対するPMDAの取組みについても紹介する。
12月2日(火)18時~19時30分
デジタルヘルスケア
日本の介護保険制度の構造とデジタルヘルス事業展開「保険外サービス」
ケアプロ株式会社 代表取締役社長 川添 高志
保険外サービスの事業開発や規制改革を中心に、健診・外出支援・救護・治験・保健指導などの具体例を通じて、DX化や人材・資金・M&A戦略を紹介する。
デジタルヘルスケア
「日本の医療介護とデジタルヘルス事業展開」
Willsame株式会社 代表取締役CEO 吉澤 尚
テクノロジーで日本の医療と介護はどう変わるか。オンライン診療やAIによる健康管理、robot介護やデータ連携による個別ケアの最適化は、高齢化社会の課題を解決し、誰もが安心できる未来を創る。新しいテクノロジーが創る持続可能な社会について考えます。
12月14日(日)10時~12時00分
特別講演会 特別講演会(実地開催)「(テーマ未定)」
開催場所 : 東京科学大学 湯島キャンパス会議室
講演会の後に交流会を開催します。本プログラムOBOGのご参加も大歓迎です。
過去のプログラムで交流した仲間と会う機会としていただければ幸いです。
特別講演会の参加申し込み方法は追ってお知らせいたします
2. プログラム受講費
medU-netアカデミア法人・企業法人会員 | 機関5名まで無料 |
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TIP有料会員 | 無料 |
TMDU教職員・大学院生・学部生 | 無料 |
上記以外の公的研究機関・アカデミア | 1人 11,000円(税込) |
それ以外 | 1人 22,000円(税込) |
自身がどの種別に当てはまるか不明な場合は人材養成プログラム事務局までお問合せください
3. 修了条件
(ただし、視聴期限あり・簡単な感想文の提出あり)
修了証を希望しない場合は、条件達成は不要です
4. 受講までの流れ
エントリー期限 9月23日(火・祝) 23時45分
※見積書・請求書・納品書等が必要な場合は申し出てください
※参加用のZOOM情報や資料の事前配布、講義後のアーカイブ動画は全てSLACKにて配信します
※SLACKについての詳細・推奨環境等についてはこちらをご確認ください
5. 受講に際しての注意事項
- 過去に本プログラムに参加したことのある方の応募も可
- 申し込み多数の場合は審査を行います。合否は全申込者に9月28日(日)までにお知らせします
- 講義資料(講義前)・録画動画(講義後)はSLACKにて公開します。
- 資料配布がない講義があることを予めご了承ください
- プログラムへの参加確定後にSLACKの登録方法をご案内します。
- 受講に際してはZOOMクライアントのダウンロードを推奨します
- ご自身のインターネット環境による不具合については事務局は一切の責任を負いません
- インターネット環境に関する相談はお受けすることは出来かねます
- 受講に向けてプロフィールシート(様式配布)をご提出いただきます
【問い合わせ先】
医療イノベーション人材養成プログラム担当 川上・岩崎
(東京科学大学・medU-net幹事校)jinzaiyosei.tlo@tmd.ac.jp